皐月の御挨拶2010年5月05日

   今年は7~11日連休の方々がいる大型連休で、よい天気に恵まれて毎日が過ぎています。私どもはその時が更に仕事に力が入り、お客様からも嬉しい言葉をたくさん頂き喜んで取り組んでいます。初節句の子供さんや、入学・卒業・就職・還暦・退職・送別会…と本当にいろいろな行事の時にご利用頂き、深く感謝しております。    私が嫁いだ頃は、まだ々カラオケブーム前でしたので、三味線、太鼓、手拍子等でゆっくりとした雰囲気の中でそれぞれの十八番(おはこ)を歌って宴が盛り上がっていた時代です。かくし芸や即興で踊って、どの部屋からも笑い声が漏れていたのです。その時代 ― 何かものすごく昔の様に感じてしまいますネ ー には、当館専用の『唄のしおり 観山荘』というものが有り、今、目次を見ておりますがー。  観山荘松の木小唄、観山荘小唄、北九州音頭、なつかしのメロディー、新しい歌、民謡、軍歌まで集めてページ数にして74ページ。内容はギッシリ詰まっております。なぜこの様な話題になったかといいますと、本日(5月3日月曜日)、お孫さんの就職祝いでご来店のおじいさまがこの本を持って来られて、仲居さんに見せてくださり、以前ご利用くださっていた時の楽しい思い出話になりお席の方々と盛り上がったと聞いたからです。私にとっても大事な思い出なので、記念にとっております。唄本は、再印刷する度に、少しずつ歌の内容を替えてお客様にお配りしていましたので、御来店のお客様が大切に取り扱ってくださっていた事に、大変感謝すると共に、改めて本当に頑張って毎日を過ごしてきた事が嬉しく感じられました。ありがとうございました!!   女将 清子より