“モグモグ通信” ⑨
皆様、新年 明けましておめでとうございます。
ご挨拶が遅くなりまして申し訳ありません。
今年も美味しいお料理をたくさんご紹介していきますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、1月のお料理ですが、まず始めに前菜です。
新年らしくおめでたいものもありますし、菜の花はこれからの春の到来を
感じさせてくれます。
さらにもう一つ、春を感じさせてくれる食材が、“筍”です。
今回は、ランチメニューに豪快に入っておりますよ。
次に、焼き物は鰤の照焼きです。ありきたりなお料理のようですが、
家庭で作るとこれがなかなか難しいですよね。ふっくら上品に仕上がっております。
そして、今月の鍋は、乾酪鍋です。当店では、何度かお出ししている鍋ですが、
味噌と牛乳ベースの鍋で、とてもまろやかな味わいです。
コースによって入っている食材は異なりますが、
豚肉などが入っており、とても温まる、ほっとする鍋です。
更に、肉料理では、今回も小倉牛をご紹介させていただきますが、
今月は揚げ物としての登場となります。お肉のお相手は“行者にんにく”です。
やはり独特の匂いはありますが、お肉との相性は抜群で、にんにく好きにはたまりません!
個人的には、ステーキでたくさん食べたいところですが・・・、
揚げ物ってどうなんだろう・・・と思われるかもしれませんが、さすが小倉牛です。
外はカリッと揚がってますが、中のお肉は柔らかく、お肉の味もしっかり味わうことができます。
最後に今月のご飯の “かやくご飯” です。
揚げやゴボウなどなじみのある食材とお味で何杯でもいけちゃいますよ!
☆そして、今回は、脇役さんではあるけれどもしっかり仕事をしているこの御三方を
ご紹介したいと思います。
お一人目は、先ほどの小倉牛のお相手を努めました「行者にんにく」です。
生でも食べられますが、匂いはけっこうきついですよ~。
しかし、生活習慣病の予防効果が高い、健康野草の王者と言われているそうです。
インフルエンザの予防にもなるようですよ!
名前の由来は、山にこもる修験道の行者が食べたことから、逆に、
これを食べると滋養がつきすぎて修行にならないため、食べることを禁じられたから
などと言われてるそうです。なるほど、少し食べるだけでパワーは確かに出そうです。
お二人目は、蓋物で活躍する芽甘草です。
日常生活ではあまり知られていないと思うのですが、漢方薬に配合されている甘草とは
別物ということです。まあ、芽が出るということで、おめでたいお正月料理には
ピッタリなのではないでしょうか。そうこうしているうちに、
元気が良すぎて、みんな立っちゃいました~(笑)。
そして三人目は、吸い物を彩る「うぐいす菜」でございます。
生のスタイルは初めて見る方も多いのではないでしょうか。
カブに似てるな、と思ったら、元々はカブの農家から生まれたもののようでした。
早春の菜として、うぐいすの鳴く頃に収穫されることから呼ばれたとも言われています。
料亭では、さまざまな食材に出会うことができます。
また、面白い食材を見つけたら、皆様にご紹介していきたいと思います!
今後とも“モグモグ”をよろしくお願いいたします。
北九州市ふるさとかるたできました!
北九州市の魅力いっぱい!
北九州市ふるさとかるたが出来ました。
北九州市の魅力や歴史、文化をテーマにして全国から4420句の公募から選ばれた45句、子供から大人までみんなで遊んで楽しめる「ふるさとかるた」で北九州の魅力を再発見してみませんか。
2011年も素晴らしい年になりますように。
そんな想いを込めて、新年祝賀会を開催します。
「北九州市ふるさとかるた」で遊んだあとは、観山荘別館の会席料理を堪能出来ます。
開催日 平成23年1月22日(土)
参加費 5500円 (かるた会参加費、会席料理込み)
会場 観山荘別館
時間 17:00~18:30 かるた大会
18:30~20:30 食事会
定員 60名
問合せ TEL 093-563-7005 受付 平日 9:30~18:30
七草について
1月7日は人日の節句です。
この日の朝に7種の野菜が入った粥を食べる風習のことです。
本来の七草は秋の七草のことで、小正月1月15日を七種と書いて「ななくさ」と読みますが、一般には7日正月を七草としています。人日の風習と小正月の風習が混ざり、1月7日に「七草粥」が食べられるようになったそうです。
七草の種類は、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろで、この七種の野菜を入れた粥を七種がゆといい、邪気を払い万病を除く占いとして食べる意味と、御節料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能もあるそうです。
皆様も七草粥を食べて、忘年会やお正月で疲れた胃を小休止して、新年会でのご利用ご来店をスタッフ一同お待ちしています。