文月の御挨拶

今年も又、7月4日より笹を玄関にしっかりとくくり付け、7月7日の七夕祭りに向けて、お見えになられるお客様に「願い事」を短冊に書いてもらっております。今夜までの皆様に少しでも多く参加して頂き、笹がしなるほど、飾られると嬉しいですネ。ご来店されて思わぬ催し物に快く応じて下さり、お部屋の中でも話が弾み、帰りの際にご自身でくくり付けて下さっております。飾りの色紙もいろいろ取り付けて、にぎやかな笹がー幼い頃の七夕さんを思い起こさせたのでしょうかー喜んでお帰りです。私はその姿を見て、一段と喜びをかみしめています。継続ってステキだなぁー。日本の行事って、全て愛・幸福・健康に繋がっています。大事に守ってゆきたいものだと、この年齢になると感謝を込めて思います。明日には妙見神社へもって行き、納めてきますー。 入院中の母の処へも、病院から3枚の短冊が配られて「毎日の生活の幸福を感謝しています」と書いたそうです。実姉が毎日母の処へ行ってくれているので、母はとっても安心でき、ゆっくりとした心持ちで生活が出来る事に感謝していると短冊に書いて欲しいと姉に頼んだそうです。7月5日に私が病院に行くと、母は清々しい顔で美しく感じられました。姉から話を聞き、母の心が顔に表れているのだと思い、胸がキューっとなり涙が出ました。話の相槌をうってあげただけで、次から次と話が続きます。昔の話も家族だからこそ判る事が多くなり、よく聞いてあげます。嬉しそうですヨ。主人の母も気分が変わる様にと外食などに誘い、ドライブをして帰ると喜ばれます。母は93歳です。まだ、本と新聞をしっかりと読まれ、いろいろ詳しいです。まだ現役で毎日やっておりますー素晴らしい母です。主人は母の様に成れと言いますが、いつかは成りたいです。私の願い事は「2人の母の様になりたーい!」頑張っております。 「いつまでも周りの人達へ、気配り目配りの出来る人でありたい」毎日心の中で呟いております。 ここ数日の激しい雨でムシムシした毎日ですが、どうぞ皆様お体をお大事にされて下さい。by女将   清子より