4月の御挨拶

4月に入り、孫たちの初めての中学生や最後の入園等でうれしいスタートを切りました。それぞれが新しい環境で目を輝かせている毎日です。嬉しい反面、月日の経つのが早すぎますね。私どもは山で例えて言えば、下りに入っています。我が子の事でいえば、子供たちの成長過程では進学・就職・結婚・孫誕生からは一歩さがった立場で見守りながら喜びをもらってきました。ふと自分のことについても考えようするときにはすっかり熟年に入っています。少しづつあそこ が痛い、ここが痛いと永年のくたびれが出始め、これからは我が身を一日でも快適に過ごせる様にケアが必要だとつくづく感じています。主人の母は92歳、我母は満100歳を迎え、つくづく大正生まれの方は気丈夫で尊敬するばかりです。「何事もくよくよせず、成る様に成ると信じて過ごす事よ」とよく言われます。この年齢で周りに十分気を遣い、目配り気配り心をこめて人に接している事が出来るのです。素晴らしい!スバラシイ!私も2人の母のように成れる事を夢見て努力してゆきます!! 話はころっと変わりますが、4月12日のNHKで、「団塊スタイル」という番組を見ていて私が共感した事でちょっと書いてみたいと思いました。番組の内容は60歳を迎え同級生と集う機会に、娘時代の振袖(思い出ぎっしり)を着て集ったと言う事と、それから毎年集いの度に着ているとの事。年々、着物を着て参加される友が増えてきたと話されていて、着物の似合う年齢ですから、柄・色は別としてしっくりと美しい姿で写真に納まっておられました。私も12~13年前に年齢に合った振袖を作り、海外の方がお見えになる時に着てみたいと思っているのですが、機会が無く、手を通しておりません。腰が曲がらぬうちに、この機会に身に着けたいと真剣に思いました。写真に写っていた方たちは、それぞれ思い出深い着物、大事にされていたものをこの際だときてこられたと話しておられましたが、似合っているのです。どの方も笑顔がステキでびっくり。回数も増え、人数も増え、集会場所も観光地・寺院その他、いろいろな処で催されていて、私は羨ましい!と思いました。誰か私と同じ気持ちで大事になおし込んでおられ、着物を一度出してみようと思われる方はいませんか?あちら、こちらでグループが生まれ、「楽しむ愛好会」が出来ればと思いました。私の一途な思い考えをまずは姉に話し、それから友人に話してみます。いろいろな意見、声が聞こえそうです!今月はここで失礼いたします。                            by 女将 清子より