新樹の季節を迎えて2007年4月29日

5月の風が爽やかですね。
私は4月末より床漬けの床の手入れを始めています。
山椒の実がぼちぼち出回り始め、しっかり床に入れ、
塩漬け・甘辛煮で保存用もしっかり造り、1年間使いまわしをして楽しみます。
床漬けは、冬の間、塩を振って休んでいるお宅も多いことでしょう。
これから益々活躍し、美味しい漬物がお膳に大盛りで出ます。
 蕪から始まり、大根は一日干してみると甘味と歯ごたえが出て、
漬け込むと一段と箸が進みます。
刻み生姜、きり胡麻、かつお節、柚子の刻み‥を混ぜ込むとたまりません―。
味がアップしますヨ。
みょうが、胡瓜、茄子、キャベツ、人参、昆布、コンニャク、ピーマン等‥きりがない程、
食材が考えられますね。
話が戻りますが、床漬けの中に大豆やビールを入れると、
床に甘みが加わり、香りも一層よくなりますヨ。
山椒の実の塩漬けも、なめ味噌の中・昆布と椎茸の佃煮・
ふきの佃煮・ちりめんいりこの佃煮・青魚の煮物としっかり相性がよく、
作っておかれると年間を通して便利です。
また、美味しいといえば、よもぎも旬ですね。
我が家の庭に芽を出したよもぎを摘み、
団子を作り、きなこ・小倉餡でまぶして食すのも、季節感が抜群です。
皆様も楽しんでみて下さいね。

女将ごよみスタートいたします!2007年4月01日

4月の声を聞くと、パッと心の中が晴れます。
新学期・新入社員など‥言葉のイメージと、周りの色とりどりの花が目に止まり、
若葉が芽吹き、ついつい外出をしたくなるそんな心持ちです。
ご飯で言えば寿し、炊き込み竹の子ご飯、桜飯、ピースご飯と
おいしい季節です。
香りの強い新ごぼう、ふき、つわぶき、山独活(うど)、
セリ、木の芽等お料理方法もいろいろですね。
季節に合った色の着物を選ぶように、柄(絵付)の食器や、はし豆なども
取り替えると楽しみも一段とアップをして、料理にも力が入ります。観山荘別館のお庭は桜が満開になり、つつじの花が咲き始め、
若葉溢れる春の表情に移り変わります。
目が覚めるような緑とともに心を穏やかに和ませてくれます。
この時期、お庭の花や緑を見ながら桜膳など如何でしょう。
昼のひと時、お友達同士で語り合いながらゆっくりと大切な時間を
過ごして頂けます。
どうぞ皆様のお越しをお待ちしています。