2015年08月17日

八月の気になる季語

八月は俳句の世界ではもう秋。暦も立秋をとうに過ぎたんですが、まだまだ

暑いですね。

ではでは八月の気になる季語をご紹介します。

 

桐一葉

初秋、大きな桐の葉が風もなくばさりと音を立てて落ちるのを

「きりひとは」と呼ぶそうです。

 

桐一葉落ちて心に横たわる  渡辺白泉

 

星月夜

星明りの夜のこと。月が出ていないのにもかかわらず、満天に

輝く星の光が美しく下界を照らし出しているような情景をいいます。

戸口迄送って出れば星月夜  高浜虚子

 

天の川

もう説明は不要ですね。これからキレイな季節です。

荒海や佐渡に横たふ天の川  芭蕉

 

流星

秋の澄んだ夜空にはこれが多く見られるというんですが、ながれぼし、見たいものですね。

 

星流れ思ひもよらぬこと問われ  中村芳子

 

墓参り

皆さんはもう行かれましたか。芭蕉のこの句、高齢者社会の今にぴったりです。

 

家は皆杖に白髪の墓参り  芭蕉

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