2024年01月17日
カクテルの話2 「マンハッタン」
夕暮れ色のカクテルといえば、「マンハッタン」。
ウイスキーとベルモットを用いたショートカクテル。
真っ赤な色合いから甘いお酒を連想させますが、
ベルモットの種類によって味わいが変わるミステリアスなお酒です。
マンハッタンという名前の由来は1876年、第19代アメリカ大統領選の
候補者支援パーティーで考案されたという説が有力です。
ニューヨークのマンハッタン・クラブで開かれた候補者支援
パーティーで提供されたことから、その名前がついたというもの。
このカクテルを有名にしたのは、マリリンモンロー主演の
映画「お熱いのがお好き」。
舞台は、公の場でのお酒が禁じられていた禁酒法時代。
モンロー演じる楽団歌手が汽車の中で、ウイスキーにベルモット、
ビターズと悪戦苦闘するシーンは、マンハッタンの印象を強めました。
その色合いから「カクテルの女王」とも呼ばれる、マンハッタン。
今宵一杯、いかがですか。
「バー・イムリ」で、お待ちしています。