2026年09月06日
カクテル物語6 「オールド・ファッションド」
ウイスキーの琥珀色を、そのまま楽しむようなカクテル。
「オールド・ファッションド」。
ウイスキーに砂糖、ビターズ。
そこに少量の水を加えて仕上げる、
とてもシンプルなカクテルです。
ひと口飲めば、まずウイスキーの力強さ。
そのあとに砂糖のほのかな甘みと、
ビターズの苦みが静かに追いかけてきます。
オールド・ファッションドとは、
その名の通り「昔ながらの」という意味です。
19世紀のアメリカ。
さまざまな材料を使った新しいカクテルが登場するなか、
「昔ながらの作り方で」と注文する客がいました。
酒と砂糖とビターズ。
余計なものはいらない。
そんな一杯が、いつしか
「オールド・ファッションド」と呼ばれるようになったと
言われています。
古いものと、古臭いものは、少し違います。
長く愛されてきたものには、
やはり長く愛される理由があるのでしょう。
甘くて、苦くて、力強い。
時代が変わっても変わらない、大人のカクテル。
今宵は、オールド・ファッションドを。
「バー・イムリ」で、お待ちしています。




