豆腐について語るときに僕の語ること
「君のいないぼくの生活は、『マック・ザ・ナイフ』の入っていない『ベスト・オブ・ボビー・ダーリン』みたいなものだ」
すみれは目を細めてぼくの顔を見た。「比喩のディテイルがもうひとつよく理解できないんだけれど、それはつまりすごくさびしいってことなの?」
「だいたいそういうことになるかな」とぼくは言った。
という訳で今年もノーベル文学賞の最有力候補は村上春樹というニュースも流れる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
冒頭の一節は「スプートニクの恋人」から抜粋したものですが、非常に独創的なメタファーを多用する氏のフレーズとしてはかなり具体的で判り易い内容ですね。
但しボビー・ダーリンを知っていればの話ですが・・・。
例えば相手の女の子がたまたまボビー・ダーリンのファンだったりして
「『マック・ザ・ナイフ』が入ってなくても『ビヨンド・ザ・シー』が入っていればいいじゃない」
とでも返されたらそれはそれで洒落た会話なのかもしれませんけど話の方向性がまるで変わってしまいます(笑)
まあ、そうならない為の人選がボビー・ダーリンなんでしょうね。
アメリカと日本での知名度の差がよく判る一節です。
アメリカでは2004年にケヴィン・スペイシーが脚本・監督・主演で「Beyond the sea」というボビー・ダーリンの半生を描いた伝記映画が公開されています。
ケヴィン・スペイシーのボビー・ダーリンに対する愛情溢れた佳作ですので気になる方はどうぞ。
で、冒頭の一節を観山荘風にアレンジすると
「君のいないぼくの生活は、『自家製笹豆腐』の入っていない『観山荘の懐石料理』みたいなものだ」
って感じですかね・・・。
これ、ボビー・ダーリン以上に誰にも通用しないな(笑)
ちなみに観山荘の自家製笹豆腐は国産大豆100%です!
グッド・ナイト・ベイビー
昼夜の寒暖差も激しくなり日毎深まる秋をひしひしと肌で感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
いやあ、約ひと月振りのブログ更新です、随分間が開いてごめんなさい。
さほど気にかけていらっしゃる方も少ないとは思うんですけどね(笑)
いつも心の片隅では
「ああ、ブログ更新しなきゃいけないなあ。。。」
と常に思ってはいるんですけど、なかなかねえ・・・。
基本このブログに書いてあることは若干の脚色は施してあるとはいえノンフィクションなので。
そんなに頻繁に面白い出来事に直面する機会もないですしねえ。
という事で今回も極私的なお話。
皆様、就寝されるときは布団派ですか?それともベッド派ですか?
僕は布団派でした・・・でした?
そう何を隠そうベッドを購入してしまったのです。
それは何故かというと、今年の頭くらいから普通に寝ているにも拘らず寝返りもうてないほど腰が痛かったんです。
もう毎晩寝るのが苦痛でして・・・もう今年で43だからなあ、厄の期間中はこれといった体調の変化も無かったのですが開けた途端に来やがった。。。
枕を変えてみるとか、敷布団を2枚敷いてみるとか、腰の下にバスタオル丸めてみるとか色々やってみたんですけどどれも決定的な改善策には至らず。
もう仕方なく一念発起して
「ベッド買ったるあぁぁっ!」
という感じで福岡市内のありとあらゆる家具店を巡り、人目を気にすることもなく片っ端から寝倒してやりましたよ(笑)
でね我家にベッドが来たんですけど
まあまあな場所占領してくれるね(笑)
といった感じです。
で肝心の腰痛はどうなったのかというと
まだそこそこ痛いです(泣)
僕と同じような悩みを抱えている方もいるのではないかと思いますがそんな僕が出した結論は
快適な睡眠は枕から!
だと思われます。
最近流行のオーダーメイド枕作った方が安上がりだったなあ・・・。
やれやれ。。。