9月の献立
お盆を過ぎたというのにまだまだ暑い日が続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句もあるように、まだ当分この暑さは続くんでしょうね。
くれぐれも熱中症には気をつけて、しっかり水分補給をしてください。
ところで、このブログを読まれている方の中にも既にご結婚されている方が多くいらっしゃると思いますが、皆さん嫁姑関係は良好ですか?
嫁姑関係とは別に夫と舅(しゅうと)の関係というのもありますが、今から10年以上前、まだ私が独身だった頃、周りのやはり独身の友達に「もし義父にするなら?」という趣向の質問として「緒方拳と一緒にビールを飲むのと、松本幸四郎と一緒にコーヒーを飲むのだったらどっちがいい?」という、だからどうした的な内容の話で盛り上がったことがありますが、そのときは殆どの友達が「緒方拳」を選択しました。
ちなみに私は「松本幸四郎」だったのです。
だって想像してみてください、松本幸四郎と面と向かってコーヒー飲みながら(別にコーヒーじゃなくてもいいじゃないかという意見もありそうですがなんせ違いの判る男ですから・・・)話してて「素晴らしい!」(王様のレストランですね)とか言われたら嬉しいじゃないですか・・・・・・どうでもいいですね。
でも、今だったら緒方拳のほうがいいかなぁ、なんとなくですけど。
私には義父がいない(結婚する前に他界されてた)ので何かそういうのに憧れがあるんでしょうね。
これが嫁姑だったらどうなんでしょうね、「吉永小百合と一緒にプールに行くのと、三田佳子に看病されるんだったらどっちがいい?」とか・・・・・・・ホントにどうでもいいですよねスミマセン。
さぁ、気を取り直して来月の献立紹介です。
9月は「重陽菊祭り」と題してお得な特典を満載して皆様のご来店をお待ち致しております。
長月のおすすめ献立 「重陽菊懐石」 7,350円 (税込み、サ別)
先 付 自家製笹豆腐
小 鉢 焼占地雲丹和え
むかご真丈
姫人参西京漬
吸 物 うずら団子清汁仕立
刺 身 天然鯛、寒八、中トロ菊花造り
煮 物 甘鯛小坂蒸し(菊花餡)
焼 物 太刀魚手綱焼
揚 物 カマス大和東寺揚げ
酢 物 炙り秋刀魚酢占め
食 事 菊雑炊
果 物 梨
仕入れの都合で内容が変わることがございます。
と言う訳で、嫁姑関係が良好なところも、そうでないところも9月には「敬老の日」が控えてます。
でも最近はおじいちゃん、おばあちゃんも若いので「まだお祝いして貰う様な歳じゃないわっ!」とか言い出す方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、どんな人でも孫には滅法弱いはず、家族みんなで思いでに残る1日をプレゼントしてあげてください。
桜坂観山荘ではそんな皆様のご来店を心よりお待ちいたしております。
9月の婚礼下見&試食会
秋から年末にかけていよいよブライダルシーズンに突入です。
来年結婚予定の方はもちろん、年内にお考えの方でもまだ間に合います!
何はともあれ、まずは話を訊くだけでもお気軽にご参加ください。
試食会は1日限定5組。ご予約は3日前締め切りとなっております、お早めにどうぞ。
皆様のご来場楽しみにお待ちしております。
涼を求めて
~風鈴の音を点ぜし軒端かな~ 高浜虚子
と言うわけで風鈴の音色が耳に心地よい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
風鈴といえば日本の夏の代表的な風物詩のひとつですが、では日本人以外の方にも風鈴の音色は涼を感じさせるのでしょうか?
答えは多分イエスです。
ハワイアン・ミュージックに代表されるペダル・スティール、カリブ海に浮かぶ島トリニダート・トバゴの「国民楽器」スティールパン(ドラム缶で出来
た音階のある打楽器)、ジャズの世界でもいわゆるクールな臨場感を醸し出すヴィブラフォン(鉄琴)等、どれも高音で倍音の響きを持った楽器が涼しさを演出
しています。
こういった音に涼しさを感じるのはどうやら万国共通のようで、刷り込まれた記憶と言うよりも人間の本能なんでしょうね、不思議です。
その中でも、スティールパンという楽器は日本人にとってかなり馴染みの薄い楽器でしょう。
最近は大きな楽器屋さんなどでたまに見かけることもありますが、あまり興味を抱く人は少ないようです。
これがスティールパン
その音色を聴けば、多くの人がどこまでも広がる青空と澄み切った海に浮かぶ南の島を連想することでしょう。
スティールパンの美しい響きに魅せられたミュージシャンも数多く、あのヴァン・ダイク・パークスをはじめ日本でもヤン富田やリトルテンポといった人達がこのスティールパン・ミュージックに取り組んでいます。
少人数編成での演奏も魅力的ですが、このスティールパンの醍醐味はなんといってもビッグ・バンドです。
毎年トリニダードで行われるカーニバルの期間中にパノラマというスティールパン楽団のコンテストがあります。
ここでのどう見ても50人以上はいるであろう編成から繰り出される音は、まさに筆舌に尽くしがたい迫力!
フィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドを遥かに凌ぐ音の洪水!
こんな感じで、後ろの方にも左右にもまだいっぱいいます。
数年前にテレビで観た時は感動のあまり、気づいたら涙していました。
最近では投稿動画サイトなどでもこのパノラマでの演奏を観る事ができますので興味のある方はご自身で探してみてください。圧巻です。
滝や鍾乳洞へ涼を求めて出掛けるのも良いですが、もっと身近なところにも涼を感じさせるものが在るかもしれません、探してみては如何ですか?
でも料亭とスティールパンってイメージとして結びつきませんよね。
という訳で桜坂観山荘のオリジナル風鈴、絶賛発売中!