2016年12月11日
蓮(はす)蒸しってなあに?
12月の献立より、気になる料理のことばを
紹介します。
まずは1万5千円コースより。
鮑(あわび)東寺蒸しとは。
湯葉の別名として使われる言葉で、京都の東寺で
湯葉が作られたことからこの名前が付けられました。
1万円コース。
いとより鯛蓮蒸しとは。
れんこんをすりおろして固めてから蒸し、
餡をかけた料理のことです。
七千円コース。
日田産もろこ有馬煮とは。
肉や魚などの具材を、醤油や酒で濃い目に味付けし
実山椒を加えて煮たものことです。
兵庫県有馬が山椒の名産地であったことから
この名前が付きました。
5千円コース。
日向赤鶏難波焼とは。
古くから葱の産地として有名な大阪の難波に
ちなんで、葱を使った料理のことを「難波」と
呼んでいます。
今日紹介した「東寺」、「有馬」もそうですが
日本料理にはこのように、その土地の特産物を
名前に使うことが多くあります。