文月の食材
早いもので、今年も半分が過ぎてしまいました。
この間、おせちの準備をしてたような気もするのですが、実際にはもう
そろそろ来年のおせちの準備に取りかからなければならないのです。
時が過ぎるのは早いなと感じつつ、それも歳をとったせいかなと思う今
日この頃・・・。
昨日は七夕でしたが生憎のお天気でしたね。
満天の星空を眺めることはできませんでしたが、皆様は短冊に願いを
託したのでしょうか?
本来、七夕という行事は書道の上達を願い短冊に歌や文字を綴るよ
うになったらしく、そのことから文披月(ふみひらきづき)と呼ばれるよう
になり、現在の文月の語源となったという説もあるそうです。
ですから短冊に願いを書く時には心を込めて丁寧に書かねばなりませ
ん。そうかー、来年から気合いをいれて書こう。
さて前置きが長くなりましたが今月の旬の食材です。
写真はキス、加茂茄子、加賀太胡瓜、甘長唐辛子です。
キスは江戸前を代表する魚として知られていますが近年は漁獲量も
減りつつあるそうです。
刺身、焼物、揚物、酢物、椀種と万能に活躍してくれる魚です。
加賀太胡瓜は石川県の伝統野菜(加賀野菜)の一品。
以前、ビールのCMで佐藤浩市さんが豪快に丸かじりしていたことで
一般的な認知度が高まりました。
加茂茄子は京都特産の大丸茄子で肉質がよくしまり煮崩れしにく
いため、田楽料理の他、揚物、煮物、漬物等でも美味しく召し上
がれます。
甘長唐辛子はヒモトウとも呼ばれ食物繊維が多くビタミンCも豊富。
果肉はやや甘く煮物、焼物、揚物等にして食べることが多い野菜です。
今月の会席のコースのどこかにこれらの食材が登場しますので、旬の
素材の味をお楽しみください。