2010年07月27日

時代は変る・・・the times they are a-changin’

今日はここ数日間としては珍しくパッとしない天候でしたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

過去のブログを読み返していたら、随分長いこと音楽ネタ書いてないなぁ(要所ではないところに小刻みに入れてはいますが・・・)と思ったので久々に・・・。

極私的な話になりますが、昨年の暮れ頃からほとんど邦画しか観てません(DVDですが)。

何故かと問われても「ただそんな気分なもので・・・」としか答えようがないんですけど。

で、最近観たのが「色即ぜねれいしょん」。

「アイデン&ティティ」に次ぐ、「みうらじゅん&田口トモロヲ」コンビによる第2弾。

この2作に共通するキーワードがいわずとしれた「ボブ・ディラン」。

私はボブ・ディランをちゃんと聴きはじめたのが遅くて、何をどう間違えたのかずっとフォークシンガーのイメージが強かったんですね。

何せ、パンク・ニューウェイブ世代なもので余計に取っ掛かりが悪かったのかもしれません。

20代半ばにようやく重い腰をあげて(そんな大げさなもんでもないんですけど)ボチボチ聴きはじめて、程なくして伝説の1966年「ロイヤル・アルバート・ホール・ライブ」が正規盤として発売されました。

これを聴いてもうボブ・ディランに対する価値観が一変!

このアルバムの中に余りにも有名なやり取りが収録されています。

フォークからエレクトリックスタイルに転換したことを許せない観客からの「ユダ(裏切り者)」という野次とともに沸きあがったブーイングに対して「I don’t believe you ・・・you’re a lier」との捨てゼリフのあと、これみよがしの大音量で「Like a rolling stone」を歌うディラン。

・・・格好良すぎます・・・鳥肌が立ちました。

みうらじゅん氏の「ディランがロック」という言葉を真に理解した瞬間だったと思います。

そんなディランも来年70歳!なのに昨年出た新作は全米初登場1位というバリバリの現役なんですから凄いですね。

もうロックは若者だけの音楽ではないし、それに老人って一体何歳からなんだ?と思わずにいられません。

そういえば当店に還暦のお祝いに来られるお客様もみなさんお若いのでビックリします。

おじいちゃんと孫が同じ音楽を共有する・・・そんな時代がもう訪れているのかもしれません。

 

 

 

 

 

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