社員研修2010
お盆を過ぎてもなお、容赦のない猛暑日の続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて先日、当店では店休日を頂き年に1度の社員研修を行いました。
今回の研修テーマは「器」。
そうです、伊万里~有田日帰りコースにて窯元めぐりバスツアーに行ってまいりました。
まずは大川内山を訪問、8月一杯までは「風鈴祭り」開催中とのことでしたがこの日は特にイベントもなし(お盆開けの平日なんだからそりゃそうでしょうね)
日本で最初に磁器を完成させた鍋島藩がその技法を守るためこの山中である大川内山に窯を移したといわれてますが猛暑の中坂を登るのは結構しんどい・・・。
でも石畳の坂道は風情があっていいですね。
よくある造られた観光地ではなく、嫌味なく古い町並みが残っているのがとてもイイ感じです。
明治4年の廃藩置県により鍋島焼の伝統はいったん途絶えるも、今泉今右衛門によってその技法は受継がれ現在へと至っているそうです。
昼食をはさんで柿右衛門窯へと移動。
当代である十四代柿右衛門は人間国宝であり、その知名度は数ある有田焼の窯元の中でも群を抜いて高いと思われます。
濁手と呼ばれる乳白色の独特の地色に花鳥図を描いた「余白の美」。
ヨーロッパにも輸出され、マイセンでも模倣品が作られるほどその作品は人々を魅了します。
そして九州陶磁文化館へと移動。
ここは「いい仕事してますねぇ~」でお馴染みの中島誠之助氏も頻繁に訪れては審美眼を磨いたといわれる貴重な展示品の数々。
中でも「柴田夫妻コレクション」は圧巻の一言に尽きます。
しかもココ、入場料無料なんです。 よっ!太っ腹!!
福岡市内から車で2時間弱、充分日帰りで楽しめます。
皆様も機会があれば是非どうぞ。
陶器市開催期間中以外に行くのもゆっくりできてお薦めです。
ちなみに今回写真はありません、何故かというとあまりの暑さと昼食時に飲んだシャンパンのせいで良い写真が1枚もなかったんですねぇ、悪しからず。