2015年12月04日
師走献立より、料理のことば
毎年この季節になると口にしていますが、「ほんと
1年が経つのが早いですね」
ではでは、恒例、料理のことばシリーズ、今回は
師走の献立よりご紹介します。
1万5千円コースより、「雲子玉地蒸し」とは。
雲子は「くもこ」と呼び真鱈の白子のことです。
玉地蒸しは、簡単にいうと具のない茶碗蒸し。
出汁と卵のハーモニー、雲子の深い味わい。
心も体も温まる一品です。
1万円コースより、「ずわい蟹雪花和え」とは。
雪花(せっか)和えは、卯の花和えの別名で
煎って味をつけたおから(卯の花)で魚・野菜
などをあえたものです。
1万円コースより、「青味大根山葵金山寺味噌」とは。
なめ味噌の一種。和歌山県湯浅地方の名産。金山寺で
の製法が伝えられたものでこの名が付いたそうです。
1万円コースより、「甘鯛揚げ出汁(磯辺餡)」とは。
海苔を使った料理や菓子のことを磯部といいます。
1万円コースより、「伊万里牛雪鍋」とは。
別名「みぞれ鍋」。大量の大根おろしを用い、火が
通って半透明になった姿が雪に見えることからその
ように呼ばれています。絶品の伊万里牛をあっさり
といただける滋味深い鍋です。