2007年06月26日

観山寄席「三遊亭竜楽」

おかげさまで第十一回目となります恒例の観山寄席を来たる7月25日19:00~開催いたします。

今回は、今年惜しくも現役引退を表明したあの三遊亭円楽師匠の愛弟子でもあります「三遊亭竜楽」さんが昨年に引き続き再び登場です。

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前回の独演会でも迫真の口演を披露していただき、舞台袖から見ていた私もその迫力に圧倒されてしまいました。

独演会後のお食事の席でお客様に書いていただくアンケートでも「ついに円楽を超えた!」という意見もあったほどです。

まさに「鬼気迫る」という言葉にふさわしい素晴らしい高座でありました。

その竜楽師匠に今回はということもあって怪談の名作でもある「牡丹燈籠」を一席設けていただきます。

「牡丹燈籠」といえば、私が「今まで観た中で数少ない本気で泣ける映画」の内の1本「異人たちとの夏」にこの話を基にしたエピソードが含まれています。(微妙に話の筋は変えられてはいますが)
 
最近、あの「転校生」を本人がリメイクするということで話題になっている大林宣彦監督の88年の作品で、どのくらい泣けるかと言うと「ほたるの墓」を観ても泣かない私が泣くのです。

だから、人に「何か、泣ける映画知らない?」と訊かれてこの映画を勧めても5割くらいの確率で「泣けんかった」とか「最後の方でドン引きだった」と
か言われます・・・。まぁ、ドン引きなのはいきなりホラー映画みたくなるシーンがあるからなんですけど(後年、大林監督自身もこの話の部分は余計だったと
認めているらしいです。)

つまり、私は他人と涙腺の弱点が違うのではないかと思うフシもあります。

でも興味のある方は是非観てください、とても切ない気持ちになります。

怪談とは一般的には怖い話と思われています。
確かにそれは間違いではありません。

ただ、それと同時にとても切ない話でもあるのです。

竜楽師匠の「牡丹燈籠」は果たして怖いのか、それとも切ないのか、それは当日のお楽しみ。

皆様のご来場心よりお待ち致しております。

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